78%が生理の悩みを抱えており、「生理痛」「PMS(月経前症候群)」の症状に悩んでいる人が多く見られました。生理とPMSがある期間を除けば、1カ月のうち本来のパフォーマンスを発揮できる日数はそう多くないのかもしれません。
ごきげんを デザインで
株式会社ブレインズネットワーク・株式会社アイム社内アンケート結果
〈vol.1〉ひとりひとりの生理事情
女性特有の健康課題のひとつとして挙げられる「生理(月経)」。
女性社員の現状や意識・要望などを把握し、職場での生理の認知・理解を普及させるとともに、
働きやすい環境づくりを目指すため、
わたしたちfemoopはアンケート調査を実施しました。
アンケート回答期間:2022.03.07〜03.14
対象:生理経験のある方、ご自身の生理についてお答えいただける方 総回答数:32
「腹痛」や「腰痛」といった痛みだけではなく、便秘や下痢といった「お腹の調子の悪さ」に悩んでいる人も多いようです。
半数近くが通院経験ありと回答。また「受診してみたいがどこの病院に行ったらよいかわからない」と回答した人が15%いることから、病院選びに悩んで受診できていないことがわかりました。
2人に1人が「仕事の効率が落ちる、集中できない」と回答。「気分の落ち込み」「イライラ」といったメンタル面にも影響あり、
心と身体の不調スパイラルによって仕事のパフォーマンス低下を引き起こしていることがわかりました。
72%と多くの人が望んでいる「生理不調の理解・サポート」の実現には、生理に対する理解のバラつきをなくし、正しい知識を身につける必要があると考えます。
「ある」と回答した31%に対し、「相談する必要がない」が37%と、「ある」を上回る結果に。
相談を受けたことはないけど「気軽に相談してほしい」と回答した人は100%でした。
「ある」と回答したのは2人のみ。「ない」のうち40%の人が「会社の制度をよく知らない」と回答しました。
現状の生理休暇制度がほぼ利用されていないなかで、「有給の生理休暇制度」には63%の人が検討して欲しいと回答しました。
「備蓄品」、「時差出勤」がもっとも多く28%。打合せで買いに行けない、通勤中の体調急変といった緊急の状況から、モラルやマナーを前提に平等公平な対応策を検討しても。
80%のうち56%が「相談しやすい環境づくりから」と回答。一方では「健康課題は女性だけではないので、不公平だと感じる」と回答した人は12%に。話せる環境づくりと同時に、本来のパフォーマンスが維持できるよう、体調を整えておくことも大切です。
72%と生理に対する理解は高いものの、「もっと知って欲しい」の回答も60%とやや高めでした。生理のしくみや体調不調などを知ることが、結果として積極的なサポート、仕事の効率化につながると考えられます。
「参加したい」は約半数にとどまる結果に。勉強会以外でも、生理への理解向上を図る取り組みの検討が必要かもしれません。
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